営業部長に一喝されて気づいた、人事の本当の役割 —— 「稼ぐ現場」を支え、安定経営を築く土台とは
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私たちは、「人事労務こそ他部署に興味関心を持ち、協力体制をつくる意識を持つべきである」と考えています。
人事労務は、決して組織の主役ではありません。しかし、それぞれの部署が本来の仕事で最高の成果を出せるように、「余計な不安や手間を取り除く」という重要な役割を担っています。
営業担当が事務手続きや社内ルールの不備に振り回されることなく、100%の力で顧客と向き合える。開発者が安心して新しい価値を生み出すことに集中できる。
人事が現場に歩み寄り、共に調整役を担うことで、こうした「プロが自分の仕事に専念できる環境」が整います。
この当たり前のような状態を高いレベルで維持することこそが、私たちが考える「安定経営」の土台です。
■ 「稼ぐ側」と「守る側」の埋まらないギャップ
当時の私は非常に頑固で(今も多少頑固さが残ってしまっておりますがw)、自分の信じる「正論」を現場に突きつけていました。
・私の言い分:「私たちの部署が会社のルール(土台)を作り、法令遵守や働きやすい環境を整えている。なので、現場は最低限ルールを守るべきだ」
・営業側の主張:「自分たちが必死に稼いできているから会社は回っている。管理部門は1円も利益を生まないのに、なぜ現場の邪魔ばかりするんだ」
私は「法律を徹底させることが正解だ」と一歩も引かず、売上目標に追われる営業現場の必死な姿を目の当たりにしても、「ルールを守った上で、売上を作るのが仕事でしょ」と、こちらの意見を一方的に押し付けていた気がします。
■ 「会社は人事だけで回っているわけじゃない」
そのギャップが明確になったのが、社会保険の調査が入ることになった時です。私は全体会議で、「調査への協力は法律上の義務」として、各部署に一方的な依頼をしました。
その後、他部署の部長からの呼び出しがあり、こう指摘されました
「青木、お前が言っていることが正しいのはわかる。だが、人事の立場だけで正論を主張するな。会社は人事だけで回っているわけじゃないんだ。もっと周りのことを考えなさい」
この言葉を受けた時、「ああ、そうか。自分一人で仕事をしているわけじゃないんだ」という当たり前の事実が、ようやく自分の中で腑に落ちました。
それぞれの部署には明確な目標があり、その目標に向かって具体的な計画を立てて仕事をしています。そのことを考えず、一方的に自分の主張をしていたことを反省、謝罪に回りました。
■ 現場の「状況」を知ることから始めた
それ以来、私の仕事のやり方を変えました。単にルールを押し付けるのではなく、「他部署に興味関心を持ち、協力体制をつくる」ことに注力していくようにしました。
具体的には、営業部の飲み会に積極的に参加したり、全体会議の前や後の雑談でコミュニケーションを図ったり、各部署の資料にも目を通したりすることで、実際の数字や現在の課題を肌で感じるようにしました。
現場の「今」を知るために。日常の何気ない会話から、人事労務として支えられるヒントが見えてきます。
・社員の「参画意識」が高まる: 現場の声を拾い上げ、制度や運用ルールに反映させることで、社員が「自分たちの意見で職場が良くなっている」という実感(参画意識)を持てるようになります。
・「浸透する」ルールが作れる: 現場の協力なしにルールの徹底はできません。事前に現場の意見を仰ぐことで、導入しやすく、実際に守られる血の通った制度を運用できるようになります。
・離職リスクの軽減: 現場を理解したサポートは社員の安心感を生み、優秀な人材の定着に繋がります。
・役割の明確化: 互いの領域をリスペクトし連携することで、無駄な摩擦が消え、組織全体のスピードが上がります。
■それぞれの部署が「仕事しやすい環境」を、共に創る
人事労務は、決して組織の主役ではありません。しかし、それぞれの部署の価値を最大化する意識を持ち、仕事しやすい環境づくりに協力することは、私たちにしかできない重要な貢献です。
どの部署であっても会社のルールに則って動くことが基本ですが、取引先都合などにより調整が必要な場面は必ずあります。そんな時、現場を突き放すのではなく、寄り添い、共に調整する。
私たちはこれからも、この「気づき」を大切に、お客様の安定経営を「土台」から支えてまいります。
私がなぜ、ここまで「舞台の裏方」としての役割にこだわるのか。 その原点にある想いや、
仕事への向き合い方を以下のページにまとめています。
もしご関心がございましたら、ぜひ私の「取扱説明書」も覗いてみてください。
【代表 青木優介の取扱説明書(プライベート)】 https://www.pro-tean.com/message
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